世界の中での日本語の情報

この話題は、テレビや新聞どころか、ネットニュースでも殆ど取り上げられない。

以下はソース。

http://www.garbagenews.net/archives/1489928.html

そ、これの元バージョン(英語版)

https://www.internetworldstats.com/stats7.htm

 

これを見れば分かるが、言語を話す人の数だけでなく、情報量においても、日本語はそこまで多くない。

 

・言語に関する言及

インド:ヒンドゥー語は掲載されていないが、インド国内において英語は公用語である。

韓国:ハングルは使用者はそこまで多くないが、韓国は日本よりかは英語が浸透している。

中国:北京や簡体字を全て含めての統計。英語の浸透は中国の方が日本より上。

 

我々は日本にいるうちは、日本語はかなり情報量の多い言語だと思ってしまう(言語全体の中ではTOP10には入る)が、それは錯覚であると思わされる。

都市部はまだいいものの、地方だと英語や中国語は置いてなく、日本語のみの状態。

 

・翻訳技術が進んでいくじゃないか!

A.この答えを待っていた。

翻訳機でも限度はあろう。前提として、その国で売れているものは訳されるが、そうでないものはそのままにされる。日本語しか使えない場合、それらの放置されたデータやブログにアクセス出来ないか、読み取って自分に取り込めない。

そして、完全に翻訳が行き届くまでには時間がかかる(あるいは高い費用を要求される)。

 

日本版のGoogleだと、日本語で入力したところで英語やフランス語で書かれた海外の論文を拾うことは出来ない。その国の言語で検索する必要がある。これの解決はGoogleなど検索エンジンの運営に委ねられて、我々はあまり関与出来ない。現時点では、アイデアを逃すことに繋がる。

 

翻訳は技術革新によってドンドン正確になっていく。単純に自国の言語に直すだけなら、機械に任せていい。

しかし、元のソースを拾う(検索する力)、使う、マーケティングする、これらの仕事は人間に委ねられる。

 

特に、外交や統計に携わるもの、芸術、技術、ビジネスといった知的分野。こういった分野では大事になるだろう。

 

・日本に住んでいるんだから、英語なんて使わないだろ!

海外など国際的に広まっていなくても、ローカルな範囲でやっているものも存在する。コストの問題でマスメディアで広告を打つのが難しい場合もある。

また、出来たばかりであまり広まっていないもの、実験に留まっているものは、大手メディアが取り上げるまでに時間がかかる場合もある。この点で、鮮度の高い情報を求められるので、外国語が分からないことはディスアドになる。

 

出来ないならば、ビジネスや芸術などについては見逃すことになる。自分たちに活かせる可能性があるのに。

歴史上、日本は海外のテクノロジーを取り入れて自分たちのものにして発展してきた。その可能性を放棄するのと同義。

 

何か知的なことをする場合、情報の量の多さは大切である。外部のものを組み合わせて、発展させていくのに有効だ。

 

・日本語の今後

そして、日本は少子化が進行しているので、今後は日本語を話す人は減少していく。これは、ドイツ語やロシア語にも同じことが言える。

 

アラビア語けん、アフリカ諸国(英語orフランス語)、中南米(スペイン語、ブラジルはポルトガル語)は発展していくので、今後はそれらの情報量は増加していく。

 

・総括

別に全ての人が習得すべきだとは言ってはいない。

知識職業に就いている者は、英語を習得した方がいいかもしれない。

そのうち、中国語やフランス語の習得を推奨される時もあるだろう。